西洋音楽史 ロマン派 PART1
- 関西大学応援団吹奏楽部
- 2020年5月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年6月4日
こんばんは。
本日は西洋音楽史のロマン派の音楽についてご紹介します。
前回、古典派の音楽についてもブログで紹介したので、そちらもぜひ御覧ください。
さて、ロマン派の音楽は19世紀ごろの音楽です。
人間は平等であるという、自由な思想が根本にあります。
古典派の音楽は、形式を追求していく音楽であり、どちらかというと王様や貴族のために作られた音楽が多いです。しかしロマン派は個人の感性や個性を重視する音楽となっていて、大衆のための音楽であり、いろんな音楽のジャンルが増えた音楽です。
【ロマン派の音楽ジャンル】
○歌曲(ドイツリート)
文学や芸術との結びつきで多才な音楽表現ができるように
(詩人ゲーテ、シラー、ハイネ、グリム兄弟)
○標題音楽
詞や言葉の力を大いに借りて表現内容をより明確に→交響詩
○楽劇
総合芸術作品
○国民楽派
民族的な意識を受けた作曲家が独自の表現
19世紀中期から後期のもの
次にロマン派の主な作曲家(1900年代までに生まれた作曲家)について
たくさんいますが、
F.シューベルト
L.H.ベルリーオーズ
F.メンデルスゾーン
この3人に焦点を当てて、掘り進めていこうと思います。
F.シューベルト

オーストリアの作曲家
31歳でこの世を去った、短い人生でしたが、600以上の歌曲を作ったため、歌曲の王(ドイルリート)と呼ばれた。
【主な作品】
・交響曲第8番 ロ短調
D.759《未完成》
・野ばら ドイツの詩人ゲーテ
が有名です。
F.メンデルスゾーン

ドイツの作曲家、ピアニスト、指揮者
J.Sバッハの「マタイ受難曲」の復活上演
ライプツィヒ音楽院n創設
【主な作品】
・無言歌集
・劇音楽《真夏の夜の夢》の組曲
(序曲、スケルツォ、夜想曲、結婚行進曲)
ベルリーオーズ

フランス作曲家。パリ音楽院で音楽を学び、評論家、指揮者として活躍
文学作品に影響を受け、イデー・フィクス(固定楽想)と名付けた特定の旋律を繰り返し用いて登場人物を描写する手法を生み出しました。
【主な作品】
・幻想交響曲Op.14
第2楽章「舞踏会」
(標題音楽の1つです)
古典派よりも個性が溢れた作品が多いですね。音楽のバリエーションも増えて、鮮やか音楽ですね。
皆さんも上記の作品を聴いて、ロマン派の音楽に浸ってみてはいかがでしょうか。
本日はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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