西洋音楽史 バロック時代
- 関西大学応援団吹奏楽部
- 2020年5月29日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
5月も今日を入れてあと3日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
外もすっかり夏の気候になってきましたが、季節の変わり目ですので、皆さん体調に気を付けてお過ごしください。
さて、本日当部は金曜日なのでウェブでの講座を行っていません。
いままでブログ内で講座内容をお伝えしてきましたが、みなさんにご紹介できていない講座も沢山ありますので、過去の講座内容をこれから紹介したいと思います。
ぜひご覧ください。
ここ数日、西洋音楽史の古典派とロマン派について紹介したと思うのですが、古典派以前の西洋音楽についても講義があったので、ご紹介します。
今回はバロック時代についてのお話です。
バロック時代は17世紀から18世紀中ごろの、歌劇が誕生したころからの音楽です。
そもそも「バロック」とは、
ポルトガル語では「barocco」(バロッコ)
いびつな真珠という意味なのですが、過剰な装飾をもつ建築を批判するような用語として使用されていました。
音楽のバロック様式に入る前に、建築によるバロック様式についてさきにお話しします。
バロック時代前期は大聖堂の改築や建築が盛んになり、中期は王様や貴族中心の社会になりデザインが豪華になってきました。そして後期では少しずつ舞台はイタリアからフランスへ変わり、ベルサイユ宮殿がこの時代の代表的な建築物になります。
ではバロックの音楽についてですが、絶対王政の時代なので宮廷を中心とした華やかな文化が中心でした。当時の音楽家の位置づけは、国王や貴族たちの好みの作曲を行う役割を担ていました。
バロック音楽の音楽の特徴は、長調と短調の調整組織が確立される、そしてモノンディー様式(主旋律にオルガン・チェンバロなどの伴奏をつける)であったということが挙げられます。
この時代に活躍した作曲家に
・A.ヴィバルディ
・J.S.バッハ
・G.F.メンデル
が挙げられます。
作品をいくつか紹介します。
【A.ヴィバルディ】
〇ヴァイオリン協奏曲集「和声とインベンションの試み」第1~4番《指揮》
〇フルート協奏曲集 ニ長調 《ごしきひわ》 ※ごしきひわ=雀
【J.S.バッハ】
〇マタイ受難曲
〇無伴奏ヴァイオリンのためのバルティータ
【G.F.メンデル】
〇組曲「水上の音楽」
〇チェンバロ組曲 調子のよい鍛冶屋
〇オラトリオ《メサイア》ハレルヤコーラス
以上が講座内容となっています。
部活でのウェブ講座を開始してから、今日で約1か月半が経ちました。
沢山の講座が開催されましたが、少しでも部員一人一人に音楽の知識が蓄積されてきているのではないかと感じています。
全体での合奏はまだ叶いませんが、この活動一つ一つを大切にこれからも頑張っていこうと思います。
本日はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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